本覚山妙泉寺の歴史
日蓮宗本覚山妙泉寺の創建は寛永九年(1632)です。
当時このあたりは新田として干拓された新しい土地で
、日蓮宗の熱心な庇護者であった戸川氏の二代庭瀬藩主
戸川正安公が寺院の必要性を認めて創建を命じられました。
本尊はお題目を中心に左に釈迦、右に多宝如来を祀っています。
開基の檀越は新田干拓に功があった地元の吉田四郎右衛門で
開山の本覚院日感は吉田四郎右衛門の二男と言われています。
現在の山門は改築されていますが扉は欅の一枚板で寛永の創建の頃のものです。
昭和五十七年には本堂も落慶し、山門の修復・墓地の整備など寺観を整えています。
本覚山妙泉寺の沿革
- 寛永9年(1632年)
- 創立 開山は本覚院日感(開基檀越の2子)
開基檀越吉田四郎右衛門
(妙泉院善勝、承応4年11月15日寂95歳)
庭瀬藩主戸川守正安公の命により当寺を建立。
- 寛永13年(1636年)
- 開堂供養を行う。
- 寛文10年(1670年)
- 2世蓮勝院日賢が三十番神堂を建立。
- 文政10年(1827年)
- 6世境性院日観が3月に本堂・玄関を再建。
- 明治35年(1902年)
- 12世日尭の代に山門再建。
- 昭和57年(1982年)
- 15世日悠代に本堂新築・自分雲堂再建・山門の修復・墓地の整備等で寺観を一新する。
特に本堂落慶には、身延山法主竹下日康猊下を導師にお迎えして盛大かつ厳粛に行われる。
- 平成15年(2003年)
- 16世日融の代に歴代墓移転・内陣装厳具並びに仏具新調・内陣装厳具修復・全仏像修復・妙見大菩薩勧請・歴代上人位牌開眼・動物供養塔建立・本堂内部一新する。