四聖六道法界万霊・歴代諸上人・戦死病没・檀信徒の初盆ならびに先祖の施餓鬼法要を行います。
お盆施餓鬼法要とは
餓鬼道(がきどう)に堕ちて苦しむ人々に飲食を施し、供養する法要を「施餓鬼法要」と云います。
特にお盆の時期に、ご家庭では先祖の霊をお祀りする盆棚はもちろん、供養する人の無い霊や、不慮の事故などで横死した人の霊など、いわゆる無縁仏のためにも施餓鬼棚や精霊棚を作って供養する習慣が残っている所もあります。
お盆施餓鬼法要
また、お塔婆を檀信徒の方がお建てになって供養する寺院も多くあります。
7年前の東日本大震災では大地震・大津波により余りにも多くの生命が失われました。また、避難先で亡くなった方もあると聞きます。未だ発見されないご遺体も多くございます。さらには原子力発電所の事故により多くの方々が家を離れ、今も尚、不安な日々を送っていらっしゃいます。
施餓鬼とは、私たちのご先祖様はもちろん、有縁無縁を区別することなく供養するという修行を実践し、自分の命はすべての生命と繋がっていることを自覚し、自らの行いを反省する大切な法要です。
お盆施餓鬼法要
「いのちに合掌」を宗門運動のスローガンに掲げる私たち日蓮宗檀信徒は、改めて繋がる命・生命を見つめ直し、一人一人のご先祖様だけでなく、震災横死、物故せられた諸霊のご冥福を祈り、そして今を生き、これからを生きる人々と共に立正安国の世界に歩む誓いを立てる法要と致したいものです。
ご参加について