日蓮宗 本覚山 【妙泉寺】
日蓮宗 本覚山
 
妙泉寺

子育鬼子母神大祭

子育鬼子母神が当山本堂に安置され、毎年10月18日には大祭が行われます。

子育鬼子母神大祭とは

鬼子母神は、もともと大変に多産な母で、1000人の子を生み育てていた母と言われています。 しかし、自分の子供だけを溺愛し、他人の子はさらって殺してしまうなど、とんでもない母親でした。
これを見たお釈迦様は、懲らしめるために彼女の末っ子を隠してしまいました。鬼子母神は、最愛の子が消えてしまったのを知り、狂ったように探しますが、どうしても見つかりません。そこで、お釈迦様のもとへ助けを求めてやってきました。

子育鬼子母神大祭

お釈迦様は、「1000人の子供のうち一子すら失って悲しむのに、おまえは人の子を食らっていた。大切な愛児を奪われた親の胸中はどうだ。」と訊ねられました。
鬼子母神は、お釈迦様の教えを受け、自らの過ちに気づきその罪を償う意味で「永遠に子供達を護ります」とお釈迦様に約束しました。
この誓いになぞられ、子供を抱き天女の形をした鬼子母神は、安産・子育ての守護神としてはもちろん、私達を温かい慈悲の心でお守り下さる神として信仰されるようになりました。

子育鬼子母神大祭

さらに鬼子母神は、十人の羅刹女と共に法華経の行者や信者を守護するという誓いが、法華経の中に説かれていることから、日蓮宗では他と異なり鬼形の鬼子母神をお祀りし、日蓮宗の祈祷本尊(鬼形鬼子母大善神)として広く信仰されています。当山本堂に安置され、毎年10月18日には大祭が行われます。

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